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訪問看護しおん

柏原市|最期を自宅で迎えたいと考えたら|訪問看護への相談方法

「できることなら、最期まで自宅で過ごしたい」

本人からそう言われたとき、ご家族はどのように感じるでしょうか。

本人の希望をかなえてあげたいと思う一方で、

「家族だけで本当に支えられるのだろうか」

「急に状態が悪くなったらどうすればいい?」

「そもそも誰に相談すればいいの?」

と、不安になるのは自然なことです。

在宅での看取りは、ご家族だけですべてを抱えるものではありません。

訪問診療や訪問看護、介護サービスなど、必要な支援について相談しながら療養環境を整えていくことができます。

今回は、柏原市で「最期まで自宅で過ごしたい」と考えている本人・ご家族に向けて、訪問看護へ相談するときの考え方を分かりやすくお伝えします。

「自宅で過ごしたい」と思った段階で相談して構いません

訪問看護への相談というと、

「かなり状態が悪くなってから利用するもの」

と思われるかもしれません。

しかし、実際には状態が悪くなってから慌てて考えるよりも、本人が自宅で過ごしたいという希望を持った段階から、今後について相談しておくことが大切です。

例えば、

  • 病院から退院して自宅療養へ移る予定がある
  • 治療を続けながら自宅で過ごしたい
  • 病状が進行してきている
  • 本人から「できれば家に帰りたい」と言われた
  • 家族として在宅療養を支えられるか不安
  • 今後、看取りまで自宅で過ごすことを考えている

このような段階から相談できます。

「まだ訪問看護が必要かどうか分からない」

という時点でも、今後どのような準備が必要になる可能性があるのかを整理しておくことには意味があります。

最初に確認したいのは「本人がどう過ごしたいか」

在宅での看取りを考えるとき、最初からサービスや制度の話だけをする必要はありません。

まず大切なのは、

本人がこれからどこで、どのように過ごしたいと思っているのか

ということです。

「できるだけ家にいたい」

「苦しいときには病院へ行きたい」

「家族に迷惑をかけたくない」

「できるだけ普段通りに過ごしたい」

本人の希望は一人ひとり違います。

また、一度決めた気持ちが途中で変わることもあります。

ご家族の希望だけで決めるのでもなく、本人だけにすべての判断を任せるのでもなく、その時々の状況を見ながら医療・介護の専門職と一緒に考えていくことが大切です。

家族が感じている不安も伝えてください

本人が「家にいたい」と希望していても、ご家族には現実的な不安があると思います。

例えば、

「昼間は仕事で家にいない」

「夜中に何かあったら怖い」

「医療的なことは何も分からない」

「排泄や食事の介助ができるか不安」

「痛みや呼吸の苦しさが出たらどうしたらいいの?」

といったことです。

こうした不安を隠して、

「本人が希望しているから、家族が頑張らないと」

と考える必要はありません。

むしろ、在宅療養を考える段階で、家族が何を不安に感じているかを具体的に伝えることが重要です。

できること、難しいことを整理したうえで、必要な支援方法を考えていきます。

訪問看護には何を相談すればいい?

初めて相談するときに、すべて整理して話す必要はありません。

まずは現在の状況を伝えるところからで構いません。

1.現在の病気や身体の状態

どのような病気で治療を受けているのか。

最近、身体の状態にどのような変化があるのか。

病院からどのような説明を受けているのか。

分かる範囲で伝えます。

2.本人の希望

「できれば自宅へ帰りたい」

「最期まで自宅で過ごしたい」

といった本人の希望があれば、そのまま伝えてください。

まだ本人・家族で十分に話し合えていない場合も、そのこと自体を相談して構いません。

3.家族の生活状況

在宅療養では、ご家族がどの程度関われるかも重要です。

ただし、

「家族が24時間付き添えないと在宅療養はできない」

と最初から決めつける必要はありません。

仕事をしている、別居している、高齢の家族が介護しているなど、現在の生活状況をそのまま伝え、その中でどのような支援が考えられるかを相談します。

4.特に不安に感じていること

「夜が怖い」

「呼吸が苦しくなったときが心配」

「食事ができなくなったらどうするの?」

など、今一番心配していることを伝えることも大切です。

相談内容が明確になることで、事前に確認しておくことも整理しやすくなります。

訪問看護だけでなく、さまざまな支援を組み合わせます

自宅で最期まで過ごすための支援を、訪問看護だけですべて行うわけではありません。

本人の状態や生活状況に応じて、

  • 医師による訪問診療
  • 訪問看護
  • ケアマネジャー
  • 訪問介護
  • 福祉用具
  • その他必要な医療・介護サービス

などについて検討していきます。

大切なのは、「家族だけでどうするか」ではなく「どのような支援体制なら自宅で過ごせそうか」と考えることです。

病院から退院して在宅療養へ移る場合には、退院前から病院の相談員や医療スタッフと話し合っておくことも大切です。

急変したときの連絡方法は事前に確認しておきましょう

在宅療養を始める前に、ぜひ確認しておきたいのが急変時の対応です。

ご家族が最も不安になるのは、

「夜中に何か起こったらどうしたらいいのか」

「どの状態になったら連絡すればいいのか」

という部分ではないでしょうか。

訪問看護を利用する場合も、緊急時の対応方法や連絡先、どのようなときに医師へ相談するのかなどは、利用する事業所や契約内容、本人の状態によって異なります。

そのため、

「困ったときは誰に電話するのか」

「どのような変化があれば連絡するのか」

を事前に確認しておくことが大切です。

連絡方法が分かっているだけでも、ご家族の不安を少し減らすことにつながります。

「一度決めたら最後まで自宅」ではありません

自宅で看取ることを考え始めると、

「一度、自宅で看取ると決めたら、途中で病院へ行ってはいけないのでは?」

と心配される方もいます。

しかし、本人の状態や希望、ご家族の状況は変化します。

最初は自宅を希望していても、途中で本人が病院を希望することもあります。

ご家族が介護を続けることが難しくなる場合もあります。

大切なのは、最初に決めたことを無理に守り続けることではなく、その時点で本人とご家族にとって何が良いのかを繰り返し考えることです。

「途中で気持ちが変わってもいい」

ということも、覚えておいていただきたいポイントです。

自宅で過ごすために、早めに話し合っておきたいこと

実際に在宅療養を考える際には、家族の中でも少しずつ話をしておくことをおすすめします。

例えば、

  • 本人はどこで過ごしたいのか
  • 本人が大切にしたい生活は何か
  • 家族ができること・難しいことは何か
  • 誰が主に連絡を取るのか
  • 急変したときはどうするのか
  • 医療・介護について誰に相談するのか

などです。

すべてを一度に決める必要はありません。

分からない部分を残したままでも構いません。

専門職と相談しながら、必要なことを一つずつ整理していきましょう。

柏原市で「最期まで自宅で過ごしたい」と考えている方へ

「自宅で最期まで過ごしたい」という希望があっても、実際にできるのかどうか不安になるのは当然です。

特にご家族にとっては、

「自分たちにできるのか」

という心配が大きいと思います。

在宅での看取りを考えるとき、最初から完璧な準備をする必要はありません。

まずは、

本人がどう過ごしたいのか。
家族は何を不安に感じているのか。

そこから整理していくことが第一歩です。

訪問看護ステーションしおんでは、柏原市で在宅療養や看取りについて不安を抱えている本人・ご家族からのご相談を受け付けています。

「まだ自宅で看取ると決めたわけではない」

「病院から退院の話が出たばかり」

「家で過ごしたいと言われたけれど、どうしたらいいか分からない」

という段階でも構いません。

本人とご家族が納得できる療養生活を考えるために、まずはご相談ください。